【京都市西京区】寒さ続いたためにようやく新タケノコ登場! 竹の里で軒下販売を続けて50年の名物お母ちゃんの思いを聞きました

善峯寺の参道にあたる大原野の山道を2025年4月8日に下っていると、かつての中村竹研さん、現在は「京都発・竹・流域環境ネット」の工房となっている竹の里を通ります。今年も名物お母ちゃんのたけのこ販売が始まっていました。

中村竹研

55年前に向日市から27歳で中村竹研さんに嫁いできた中村三津美さん(80歳)は、竹細工制作などの竹研の仕事とともに、その5年後から店頭で毎春かかさず、自身の竹林から掘り出してきたタケノコの販売を行ってきたのだそうです。

中村竹研

今では、大原野や長岡京市、向日市などであちこちに見られる軒下販売ですが、50年前に開店していたのは、三津美さんの店だけだったそうです。当時から善峯寺が西国三十三所の観音霊場巡礼の二十番札所となっていたため、京都駅から巡礼の際に、タクシーなどを利用して、中村竹研で京タケノコ、嵯峨の森嘉で豆腐、三条の三嶋亭で肉を購入して帰るのがVIPコースだったのだとか。

中村竹研

例年は3月下旬から始めるのだそうですが、「今年は続いた寒さのせいで随分と遅うなって、ようやくや。まだまだ小さい、これからやわなあ」と三津美さん。「若い人たちがこうしていろいろ思いを継いでやってくれているのが何より嬉しいわなあ」と語って下さいました。

中村竹研

この4月19日(土)と20日(日)には、「京都発・竹・流域環境ネット」と「株式会社ジェイアール東海ツアーズ」の共同で、「京都西山大原野 京たけのこ掘り体験ツアー」もこの地で開催されます。山賊焼きタケノコの試食やお土産もあるようですよ! 詳細はこちらから。

「京都発・竹・流域環境ネット」はこちら↓

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