【京都市上京区】妖怪ストリートには、可愛い妖怪たちとグルメもいっぱい! おばんざい店の逸品とかやくご飯が美味しかったです。
【昭和男子京の商店街を歩く】北野天満宮のお膝元にあって、かつての平安京北端にあたる一条通にあるのが、大将軍商店街です。妖怪ストリートとされ、平安時代の京都で起こった百鬼夜行(多くの異形の鬼・妖怪たちが夜中に徒党を組んで行進する現象)の通り道だったとされることから、各店舗ではかわいい妖怪たちが出迎えてくれます。2025年2月15日に歩いてみました。
西大路通側から一条通に入ると、通称は「椿寺」と呼ばれる浄土宗寺院「地蔵院」で、2025年1月10日から3月18日まで、第59回「京の冬の旅」の非公開文化財特別公開が行われていて、土曜日とあって大勢の人が訪れていました。
大将軍商店街の中ほどに鎮座する大将軍八神社の方徳殿(収蔵庫)には、けやきや檜の木で造られた神像80体(内79体が重要文化財)がずらっと居並び睨みをきかせます。密教や陰陽道の宇宙観をあらわす「星曼荼羅」の世界を、星を司る神像を並べて立体的に表現した「立体星曼荼羅」なのです。
大将軍八神社の斜め向かいに、おばんざいやさんの「酒と肴 希味」がありました。店主に伺うと2024年4月にオープンしたそうです。旬の食材を使って、毎日おばんざいを手作りされています。おばんざいが3種付いたお得なランチセットを注文すると、一つ一つ丁寧に作られたおばんざいや出汁の効いた京風うどんが絶品でした。特にほんのり優しく、ほこほこするようなかやくご飯がめちゃ美味でおすすめです。
帰り際に、北海道産の男爵と、国産黒毛和牛の牛すじを使ったビーフコロッケに定評がある創業60年越えの「山田フライ専門店」で大好きな「妖怪コロッケ」を買って帰りました。妖怪コロッケは竹墨を使用した漆黒の衣に、お抹茶の深緑の具材を使っています。
見ても食べても楽しい妖怪ストリートに立ち寄ってみてくださいね!
大将軍八神社と「酒と肴 希味」はこちら↓