【京都市西京区】親子70名が泥まみれ! 野田池で外来種駆除に奮闘、在来魚を守る地域の熱い活動
京都市西京区大原野地域の農地を支える野田池で、池の生態系回復を目指す「生き物調査」が2025年10月25日(土)に開催されました。

この活動を主催したのは、地元の農業者と住民で構成される大原野「水土里リフレッシュ」です。代表の畑 清輝氏は、ため池が農業の重要な役割を担うことを説明し、生き物調査を通じて生態系回復を目指す熱意を語りました。この調査は今年で10回目を迎え、地域のため池31箇所の維持管理も担っておられます。

当日は、事前放水でほぼ水が抜かれた池に、子どもたちを含む親子ら約70名(想定50名に対し)が参加。参加者は網を手に泥と格闘しながら魚や水生生物を捕獲しました。特に、2年連続で向日市から来た6歳の双子の兄弟は「楽しかった!去年より(外来種が)たくさん捕れた」と、泥だらけの笑顔を見せました。

捕獲された生き物は、おとくに自然を守る会が専門的に解説。在来種としてトウヨシノボリなどが見つかる一方、生態系を脅かす特定外来種であるオオクチバス(ブラックバス)、ブルーギル、ウシガエル、アメリカザリガニなどが多数確認されました。これらの外来種は在来種を捕食するため、池の伝統的な生態系回復のために駆除されます。

この調査は、ため池の歴史や役割、そして地域の生態系保全の重要性を学ぶ貴重な機会を提供しています。

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