【京都市西京区】竹あかりが織りなす幻想世界へ!「京都西山竹あかり幻想祭」が開幕! ~1300年の歴史を持つ大歳神社で古の光を再現~
京都市西京区を中心とした西山地域で、秋の夜を竹の優しい光が彩る「京都西山竹あかり幻想祭2025」が始まりました。このイベントは、放置竹林の増加という地域の課題解決と、竹林資源の有効活用を目指して実施されており、今年で2回目を迎えます。今年は京都市からの助成金も受けて開催されており、地域全体で盛り上がりを見せています。
初日の2025年10月18日には、西京区にある大歳神社で点灯式が行われました。午後5時から有持圭祐宮司のお祓いを受けてスタートした会場は、幻想的な雰囲気に包まれました。この取り組みは、京都発・竹・流域環境ネット(吉田博次理事長)、大原野保勝会の協力により「京都西山竹あかり~幻想夜2025~」として大歳神社の例祭に併せて開催されています。
特に注目されたのは、大歳神社に伝わる特別な明かりです。養老2年(西暦760年)創建という1300年を超える歴史を持つこの神社では、境内に生える「栢(かや)の木」の実から絞った油を使った灯籠が灯されました。約千年前の明かりを再現するこの取り組みは、かつて平安貴族も見たかもしれない古の神社の姿を蘇らせ、来場者を魅了しました。
また、会場では竹串に願い事を書いて奉納する新しい企画も登場し、多くの方が思いを込めた竹串を納めていました(後日お焚き上げ予定)。さらに、琴の演奏も行われ、竹あかりの柔らかな光の中で雅な音色が響き渡りました。
今年のイベントには、昨年と同様に約150名のボランティアが夏の暑い時期から準備に参加し、この美しい光の祭典を支えています。大歳神社での点灯は10月20日(月)までですが、祭りはまだまだ続きます。この機会に、地域が一丸となって作り上げる京都西山の幻想的な夜をお楽しみください。
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