【京都市西京区】新林団地で恒例地蔵盆、200人の親子連れ! キッチンカーデビューも話題

京都市西京区のUR新林団地中央集会所で2025年8月23日、恒例の地蔵盆が盛大に開催されました。新林団地自治会と「つどいの広場ま~ぶりんぐ」の共催によるこの催しには、約200人の住民が参加し、特に親子連れの姿が目立ちました。

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今回の地蔵盆では、約600年の歴史を持つ貴重なお地蔵さんが主役となりました。このお地蔵さんは元々大枝塚原の称念寺に安置されていましたが、昭和40年代のニュータウン開発に伴い現在の場所へと移されたものです。普段は住棟間のお庭スペースで住民を見守っていますが、この日は特別に集会所内に移動され、称念寺住職による厳かな祈りの儀式が執り行われました。

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会場では伝統的な「地蔵回し」の儀式も行われ、参加者全員が大きな数珠を囲んで輪になり、子どもたちも興味深そうに参加していました。

子どもたちに大人気だったのは、つどいの広場「ま~ぶりんぐ」の尾田真紀施設長らが企画した各種アクティビティです。水鉄砲で的を倒す「ウォーターシューティング」は小プールを使った涼しげな企画で、ペットボトルキャップを使った「キラキラエコサンキャッチャー作り」や「スーパーボールすくい」も長蛇の列ができる人気ぶりでした。

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また、大型キッチンカー3台も会場に華を添えました。なかでも話題となったのは、この団地で生まれ育った尾田航平さん(27歳)のキッチンカー「Lux」です。幼い頃から地蔵盆に参加してきた尾田さんにとって、この日は「恩返し」の意味を込めたイベントデビューでした。自ら買い付けて手作り改装した黒塗りの粋なトラックからは、焼きそばやフルーツラムネ、生ビールなどが販売され、多くの住民が舌鼓を打ちました。尾田さんは「当面は京都中心に活動し、季節に応じてスープ系なども展開したい」と今後への抱負を語りました。

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昭和40年代に建築技術の粋を集めて建てられた新林団地は、「緑の人」と呼ばれる入居者たちが独特の精神文化を育んできた場所です。参加者からは「伝統文化を次世代へ継承する大切さを実感した」との声も聞かれ、地域コミュニティの絆の深さが改めて確認された一日となりました。

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