【京都市西京区】子どもから大人まで心ひとつに!地蔵寺 (桂地蔵)で伝統の六斎念仏奉納 新住職も初参加で地域の絆深まる

京都市西京区の地蔵寺 (桂地蔵)で2025年8月22日の夜、恒例の「桂六斎念佛奉納」が開催されました。午後7時から約90分にわたって繰り広げられた伝統芸能に、多くの地域住民が足を運び、夏の夜を彩る文化の祭典を楽しみました。今回特に注目されたのが、今年1月に着任したばかりの住職の初参加です。住職は最初の演目「発願念仏」で舞台に上がり、地域の人々と一緒に念仏を披露しました。

桂六斎念佛

「六斎念仏の練習に参加させていただき、皆さんが本当に楽しそうに活動されている姿に感動しました」と語る住職。「お地蔵様は子どもだけでなく、すべての人を救ってくださる存在です。この伝統芸能を通じて、地域の皆さんとのつながりがさらに深まることを願っています」と話されました。

桂六斎念佛

14演目で魅せる「一山打ち」、今年のテーマは「一心帰命の夜空へ」。桂六斎念仏保存会では、観客への配慮から今年より公演時間を短縮。従来の全20演目から厳選した14演目による「一山打ち」形式で上演されました。「発願念仏」で静かに始まった公演は、野菜や果物137品目が歌われる珍しい「青物づくし」、源頼光と土蜘蛛の戦いを描いた「土蜘蛛」、勇壮な「獅子太鼓」などが次々と披露され、最後は地蔵寺奉納時のみに行われる特別な「結願(地蔵ぶち)」で締めくくられました。

桂六斎念佛

公演前には、小学1年生から中学3年生までの「桂こども六斎」による四つ太鼓や豊年踊りが奉納されました。毎週水曜日に桂東小学校で練習を重ねる子どもたちの真剣な表情と力強い太鼓の響きに、会場からは大きな拍手が送られました。

桂六斎念仏

会長で「隆兵そば」を営む中村隆兵さんは「かつてこの地域には4つの六斎がありました。14年間休止していた伝統を6年前に復活させることができ、こうして地域の皆さんに支えられて続けられることに感謝しています」と語りました。

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