【京都市下京区】閻魔様と十人の冥界の裁判官がいる商店街の祭りが楽しかったです! タコスやホットサンドも!
西七繁栄会で2024年10月27日に開催された「七条えんま堂まつり」に老若男女問わず、たくさんの地域の人たちが訪れ大盛況となりました。
このえんま堂に祀られている閻魔様始め十王像は6年前から始まった仏像の調査で、11体もの古い十王像が存在していたこと、ほとんどの十王像が室町時代に作られたもので、最も古いものは鎌倉時代のものという驚きの事実が判明しました。堂の中から「十王堂記」(1753年)という巻物も発見され、江戸時代の寛永二年(1625年)にはすでにこの地に前身となる十王堂が存在していることも分かりました。
その閻魔様や十王たちの前で、ふたば書房の洞本昌哉社長が絵本の読み聞かせ。堂内にあふれんばかりの親子連れが参加しました。楽しい絵本と語る口調に小さな子どもたちも絵本を食い入るようにみつめていました。
続けて、このえんま堂を管理する大原野正法寺の吉川教正副住職の「こども法話」が行われ、「えんまさんはなぜ怒ったような顔をしているの」「みんなが大好きで正しい人になってほしいからなんだよ。ママやパパがみんなに怒る時があるのも一緒だね」、「うそはなんでだめ」、「うそばかりついていると自分が生きていけないからなんだよ」と優しい語りかけに小さな子どもたちも熱心に聞き入っていました。
露店ブースには、京都外国語大学の学生らがタコスを販売した他、松尾大社の宗像社青年会からはホットサンドが提供されました。京都信用金庫といった地元に係る企業なども参加。山口一笑さんの似顔絵コーナーが大人気でした。
午後からは、護摩を焚いて厄除けを行う護摩供などが行われました。七条通が面白いですよ。新しい京を発見しに足を運んでみられてはいかがでしょうか!
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