【京都市西京区】京の伝統工芸「手織りつづれ」の匠の技で葛飾北斎富嶽36景を精巧に再現! 風神雷神や在りし日の京の市電も

嵐山の「ART GALLERY シグナス」では、2024年9月12日から17日まで「北斎とつづれ織り」展が開催されています。館内に入ると葛飾北斎の有名画9枚が先ず目に飛び込んできます。写真か絵画かと見まごうほどに精巧な匠の技のタペストリーは京都の伝統織物である「つづれ織り」で制作されたものだそう。

つづれ織り

草木染めが醸し出す自然の色の糸を使ったこれらの逸品は、手織りつづれ工房「河野」の河野茂さんの作品です。年に三作品ほどしか作れないほど手間がかかりますが、北斎の富嶽36景は実際には46枚あって、あと35枚がんばって仕上げていきたいと話します。他にも名刺入れ、財布、がま口など、また市電や風神・雷神などの京都の風景などを織り込んだ作品が展示してありました。

つづれ織り

そして、その草木染のストールや衣服を始め、バッグなど店内に並んでいたのは、手織りつづれ工房「河野」の河野淳子さんによって製作された作品の数々が並んでいます。自宅で栽培した花を摘んで天日乾燥して染料に仕上げたというマリーゴールド始め、藍、あかね、コーヒー豆やパール、緑茶、にんじんなども彩りを飾る素材になるのだとか。

つづれ織り

河野ご夫妻は、お母さまが守り続けた「手織りつづれ」の伝統技法を受け継ぎ、京都府大山崎町の自然に包まれた住宅街の一画で夫婦で工房を営んでいます。この技術を継承しているのは、京都府でも数軒と言われています。

つづれ織り

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つづれ織り

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