【京都市中京区】京都三条大橋西詰で早咲きの河津桜が満開です! 50年ぶりの木製高欄修復進行中
鴨川に架かる三条大橋の最初の架橋は、室町時代といわれ、天正18年(1590年)、豊臣秀吉の命により五条大橋と共に石柱の橋に改修されたことでも知られます。そんな三条大橋の西詰で、2023年3月14日、河津桜が満開になり、道行く人々の目を楽しませています。
三条大橋は、江戸時代には五街道のひとつ東海道五十三次の西の起点となりました。そのため幕府直轄の公儀橋に位置付けられました。各時代に橋の架け替えが行われています。現在の橋は1950年(昭和25年)の改築で、木製高欄は1974年(昭和49年)3月に更新されています。
現在、老朽化が激しいため、2022年4月から2024年春完成予定で、木製高欄と防護柵の更新が行われています。木材には、京都市左京区鞍馬や右京区京北産のヒノキ材が用いられていて、工事がかなり進行した様子で、真新しい木の高欄の姿が現れました。
江戸時代に出版された十返舎一九の滑稽本の「東海道中膝栗毛」で弥次さん喜多さんの珍道中の終点としても知られ、西詰には、三条小橋商店街の建てた「弥次喜多像」があります。
その他にも、生簀の発祥の地であったり、江戸時代に藩や幕府の高札を立てた「高札場跡」や日本で最初の駅伝競走「東海道駅伝徒歩競走」の出発地点だったりと、三条大橋にはいろいろな歴史があって面白いですよ! ぜひ散策してみてください。