【京都市右京区】梅は咲いたか桜はまだかいな? 洛西の梅宮で早咲きが咲き始めていますが、まだほとんどつぼみです!
そろそろ梅の季節かなと思って梅だよりを探しにやってきました。梅津というくらいだからきっと梅があるだろうと右京区の梅津地域へ。梅宮大社には約35種450本の梅が植わっていて、「梅津」という地名の由来になっているそうです。
さて、2022年2月15日の梅宮大社の境内はというと、極早咲き・早咲きの梅が咲き始めたばかりでした。ほとんどの梅はまだつぼみで、これからといった感じでしたね。
梅宮大社は、平安時代の始め、嵯峨天皇の皇后となった橘嘉智子(タチバナノカチコ・檀林皇后)によって現在の地に遷されました。四月上の酉の日に行われる梅宮祭は、当時、皇后が盛大な祭儀を行ない、神前で雅楽を奉納したことに始まると言われています。
四座を祭神としていますが、その一つに酒解神(さけとけのかみ)が鎮座していることから造酒の神として知られていて、楼門の上には酒樽がぎっしりと奉納されています。
また皇子に恵まれなかった檀林皇后が本殿の横に据えられている「またげ石」をまたいで子どもを授かったと伝わることから、子授け祈願や安産祈願にも多くの人が訪れます。この石をまたげば子宝に恵まれるとされ、その下の白砂は安産のお守りとなっています。
庭園は杜つばたや花しょうぶの名所として知られ、梅、桜、八重桜、椿、つつじなどもあり、季節ごとに楽しめます。コロナ禍を吹き飛ばす温かい春が待たれます!